シフト制とは―自由・固定シフトの違い、メリット・デメリット、注意点など徹底解説!【社労士監修】 | バイトルマガジン BOMS(ボムス)


アルバイトやパートでは大抵の場合、希望に合わせた「シフト」で働くことになります。そもそもこの「シフト制」とは、どのようなものでしょうか。
どのようなシフト制が良いのか、それぞれのメリット・デメリットを理解した上で、自分のライフスタイルや希望する働き方に合う仕事を選びましょう。また、はじめてシフト制で働くという人も、注意点やルールを確認しておくことで、プライベートと仕事を両立しやすくなるはずです。

この記事では、シフト制とはどのような働き方か、シフト制の種類とそのメリット・デメリット、またシフト制で働くうえで知っておいて頂きたいことを紹介していきます。

目次

  • シフト制とは
  • シフト制の種類
    • 固定シフト制
    • 自由シフト制
  • 固定シフト制のメリット
    • 安定した収入が期待できる
    • 生活リズムが整う
  • 固定シフト制のデメリット
    • 固定シフトが入っている日に休みにくい
  • 自由シフト制のメリット
    • 自分のライフスタイルやスケジュールに合わせられる
    • 収入UPしやすい
  • 自由シフト制のデメリット
    • 先の予定が立てにくい
    • 収入・シフトが不安定
  • シフト制で働くうえで知っておきたいこと
    • 労働時間の上限は原則1日8時間、1週40時間
    • 1日の労働時間が6時間を超えると休憩が必要
    • シフト制のアルバイト・パートも有給取得が可能
  • シフト制での注意点
  • まとめ

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シフト制とは

シフト制とは、労働契約をむすぶ時点では勤務日や時間を固定しない勤務形態のことです。
一定期間ごとに勤務シフトが組まれ、そのタイミングで具体的な勤務日や時間が決定します。一般的には、1週間ごとや1か月ごとにシフトが組まれることが多いようです。

ただし「日勤」「夕勤」「夜勤」などに分けて、それぞれの時間帯をローテーションする三交替(交代)勤務などは、シフト制には含まれません。

シフト制は主に小売業やサービス業など、忙しさが時間帯や曜日によって大きく違う職場や、朝から夜まで長時間営業している店舗などで採用されています。

(参照:いわゆる「シフト制」について|厚生労働省)

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シフト制の種類

シフト制は大きく「固定シフト制」「自由シフト制」に分かれます。ここではそれらについて詳しく紹介します。

固定シフト制

固定シフト制は、一度決めた曜日と時間帯で継続して働きます。
例えば、毎週火曜日の午後1時~5時と木曜日の午前9時~午後5時までの勤務が、一定期間固定される働き方です。

固定シフト制は、塾や予備校など授業スケジュールに基づいて働く業種や、オフィス系のバイト、コールセンターのように顧客からの問い合わせ時間が決まっている職種でよく使われています。

自由シフト制

自由シフト制では、1週間ごとや1か月ごとに、働きたい日や時間に応じてシフトが組まれます。
柔軟にスケジュールを調整できる一方で、他の従業員の希望やバイト先のニーズの影響を受けます。そのため、常に希望通りのシフトで働けるわけではありません。例えば、忙しい時期には普段よりも多くの従業員が必要になり、必ずしも希望が反映されないこともあります。

自由シフト制は、飲食・小売業などの、繁忙期や時間帯によって必要な人手が変わりやすく、バイトやパートを多く採用している業種でよく見られます。

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固定シフト制のメリット

ここからは、先ほど紹介した「固定シフト制」と「自由シフト制」のメリット・デメリットを紹介していきます。
アルバイトやパートへ応募する際は、このメリット・デメリットを理解した上で、自分のライフスタイルや希望する働き方に合うものを選ぶとよいでしょう。

まずは固定シフト制のメリットから確認していきましょう。

安定した収入が期待できる

固定シフト制で働く場合、決まった曜日や時間で勤務するため、働きたいのにシフトに入れないということが起こりにくいです。そのため、収入が安定しやすいというメリットがあります。

生活リズムが整う

固定シフト制は、学校や趣味、子育てなどのスケジュールと両立しやすく、生活リズムを一定に整えやすいです。また、先のスケジュールも決めやすいでしょう。

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固定シフト制のデメリット

次は、固定シフト制のデメリットについて確認しましょう。

固定シフトが入っている日に休みにくい

固定シフト制では、シフトが入っている日に急な休みを取りにくい傾向があります。特に、自分が休む代わりに、他のスタッフを探す必要がある場合にはより難しいでしょう。
ただし、固定シフトで働いたら絶対に休めないわけではありません。前もって予定が分かっていれば、早い段階で調整できることが多いです。

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自由シフト制のメリット

ここからは、自由シフトのメリット・デメリットについて紹介します。
メリットから確認していきましょう。

自分のライフスタイルやスケジュールに合わせられる

自由シフト制で働く場合、自分のライフスタイルやスケジュールに合わせて働く日を選ぶことができます。これは、学生や副業をしている人、子育てをしている人など、何かと両立して働きたい人にとって大きなメリットです。

例えば、小さい子どもがいる人は、学校や保育園の時間に合わせて午前中のみ、または子供が帰宅する前の夕方までのシフトに入るといったこともできます。また、大学生の場合には、大学の授業が早く終わる日にシフトを入れ、試験前は勉強に集中するためシフトを減らすなど柔軟な働き方ができます。

収入UPしやすい

多くのシフト制の職場では、深夜や早朝のシフトに対して手当が支給され、時給が高くなる傾向があります。そのため、高い時給で働きたい人は、早朝や深夜のシフトを希望することができます。
また多く稼ぎたい月には、シフトに多く入ることを希望することで収入を調整することもできます。

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自由シフト制のデメリット

最後に、自由シフト制のデメリットについて確認してみましょう。

先の予定が立てにくい

自由シフト制では、長期的なプライベートの予定が立てにくくなることがあります。また希望していない日にも、人手が足らず出勤を頼まれることが起こりがちです。

収入・シフトが不安定

自由シフト制では、労働時間が一定ではないため、収入が不安定になる可能性があります。また、他の従業員の希望やバイト先のニーズにより、希望する日数働けない、繁忙期や土日などに休むのが難しいということもあるでしょう。

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シフト制で働くうえで知っておきたいこと

ここでは、シフト制で働くうえで知っておきたい法令で定められたルールを紹介していきます。

(参照:「シフト制」で働くにあたって知っておきたい留意事項 (労働者の方向けリーフレット|厚生労働省)

労働時間の上限は原則1日8時間、1週40時間

労働基準法により、シフト制でも労働時間の上限は原則1日8時間、1週40時間と定められています。これを超える場合、36協定というものを結ぶ必要があります。

36協定とは

労働基準法第36条に基づいて結ばれる、労働者の代表と会社の間で組む労働条件に関する合意のことです。36協定では、「時間外労働を行う業務の種類」や「1日、1か月、1年当たりの時間外労働の上限」などを決めなければならないとされています。

(参照:36協定で定める時間外労働及び休日労働について留意すべき事項に関する指針|厚生労働省)

1日の労働時間が6時間を超えると休憩が必要

1日の労働時間が6時間を超える場合は45分以上、8時間を超える場合は1時間以上の休憩を取る必要があります。休憩時間は労働時間に含まれませんので、シフトを決める際にはそれを踏まえて希望を出しましょう。

シフト制のアルバイト・パートも有給取得が可能

シフト制のアルバイトやパートでも、条件を満たすことで、有給休暇を取得することが可能です。これは労働基準法で保証されている権利の一つです。有給休暇は、働いた日数や時間に応じて付与されます。

■有給取得の条件

  • 同じ職場で試用期間も含め6ヶ月以上継続して勤務
  • 雇用契約書や労働契約書に記された労働日のうち、8割以上出勤

有給休暇の取得は、契約時に決められた出勤日数の8割以上と、あらかじめ出勤日数が決められていることが前提です。そのため、自由シフトでは、決められた出勤日数がないという理由で有給を取得できない場合もあるので注意が必要です。
上記の有給を取得できる条件をしっかり押さえ、面接の時点でバイト先と認識を合わせておくとよいでしょう。

<関連記事>
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シフト制での注意点

シフトについては、以下のようなルールをバイト先と相談し、明確にしておくことが大切です。分からない場合は、面接時に質問してみてもよいでしょう。

  • 決まったシフトはいつ、どのように知らされるのか
  • 決まったシフトをキャンセルする場合の期限や方法について
  • 働く時間や日数の目安(例:1週間当たり平均○時間、1カ月○日以上、毎週月曜は原則勤務など)

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まとめ

シフト制が導入されているアルバイト先であれば、自分の都合や状況に応じて時間帯や曜日を選ぶことができます。全日勤務や週5勤務が難しい人には、自分に合ったシフト制を導入している企業や店舗での業務がおすすめです。

同じ曜日・時間に働く「固定シフト制」と、自分で働く日を選べる「自由シフト制」の違いを理解し、自分の生活に合わせて仕事を選ぶのが大切です。そして、法律で決まっていることや自分の権利を、しっかりと知っておきましょう。
自分に合ったベストな働き方を選び、仕事とプライベートをかしこく両立させてください。

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記事監修

荒武 慎一(あらたけ しんいち)

社会保険労務士、中小企業診断士

昭和53年同志社大学卒業、富士ゼロックス株式会社を経て平成27年アラタケ社会保険労務士事務所を開設。助成金セミナーを各地で開催し、難解な助成金をわかりやすく解説することで高い評価を得ている。(連絡先:0422-90-9990)


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